子供たちの絵「発想を自由に持とう」

今夏の異常気象で数々の災害があり、何か未来に不安を感じさるような事が多くありましたが、私達は常にそんな不安を払いのけ、克服していかなければなません。

その答えの1つがあなた達が描く絵の中にあるように想えます。
物事を見つめ、感じ、そして夢を描く事が行動に繋がると思えるからです。

又、絵は見る人を感動させ、手を取り合う輪も作り出します。絵にはそのような力がありますから、やり甲斐があるし楽しいですね。

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さて、児童画の審査はある意味で大人の絵の審査より難しいところがあります。
つまり子供の感性が滲む絵には優劣がつけ難いところです。大人顔負けの猫写力のある絵、もうちょっと描いてほしいな-と思う絵、隅々まできっちり描いている絵等々、又テーマもかなり幅広く夏休みのことだけでなく、一年を通して捉えていました。

そんな中で審査は幅広く様々な表現を見ながら、子供の目、心がより出ている作品が選ばれました。

例えばイカ釣り漁船の絵は作者の驚きの目が臨場感を生み希望を感じさせる生命感を作り出しています。机上のカエルを見つめる表情、動きまわるザリガニ、形が自然にデフォルメされて岩穴から何処までも伸びていきそうなうなぎ。収穫の絵では頭の上に浮かび上がったような帽子。嫌われ者のムカデをテーマにした勇気。虫達を愛してやまない手(ごちゃごちゃした虫達と汚れた手が物語っています。)その他にも色々ありました。

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主張が素直に、強く現れるといいですね。。訴えるものがあれば、顔から手が出ているような形でも真っ赤なカブトムシでもいいのです。発想を自由に持ち、殻を打ち破りましょう。「何でこの絵が・・?」と疑問に思ったら、振り返って自分の絵、人の絵を見て下さい。何か見えて来ます。

嬉しい事に今回の応募点数は前回よりも多く集まりました。
厳選になりましたが結果にとらわれず、更に挑戦して欲しく思います。

第25回MOA美術館全国児童作品展 川西市の部 選考会 講評 保ヶ渕静彦